基盤地図情報縮尺レベル25000について
平成20年4月から、国土地理院のサイトより「基盤地図情報ダウンロードサービス」が開始
され、この中には日本全国をカバーする広域データがあります。
基盤地図情報(縮尺レベル25000)がそれで、1:25000地形データを1:2500国土基本図
の図郭割に従って取り直した地形データです。
データの構成は、日本全国を都道府県単位で網羅していて、海岸線、行政区画、道路縁、
軌道の中心線、等高線(標高点と表示されています)、水涯線から成ります。
元が1:25000地形データですから、海岸線や等高線のような、広域の地形図に適しています。
このDMデータはレイヤ定義が不完全なため、UniMapバージョン3.9やDM−Xmap
バージョン1.5ではレイヤ単位での表示のオンオフや、レイヤ毎の強調表示等はできませんが、
地図としての表示やEMF(拡張メタファイル)の作成、EPSファイル、DXFファイルへの
変換は、正規のDM標準ファイルと同様に実行できます。
このサービスも、1:2500デジタルマッピング地形図と同様に、まずXML形式でダウン
ロードするステップ(「基盤地図情報のダウンロード手順」)と、XML形式のデータを読み込ん
でDMファイルに変換するステップ(「基盤地図情報をDMへ変換する手順」)の2段階から
成ります。
都市計画基図のように家屋形状を含む地形データでなく、海岸線や等高線、道路縁、水涯線の
ような自然地形を対象とする場合は使い勝手の良いデータと言えます。
これらのDMデータにつきましても、弊社のDM汎用ツール(UniMap/DM−Xmap)
により、DMデータをEPSファイルやDXFファイルに変換でき、デザインやCAD、CGに利用
できます。ご活用よろしくお願い申し上げます。
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